ナンバンキセル

ナンバンギセル(Aeginetia indeca

いつもキセルのように花をくわえていて、歌舞伎がとっても大好きなので隈取をしている。また、頭のイネのことをとても大切にしている。

解説

ナンバンギセルはアジアの東部、南部に原生するハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物である。イネ科の単子葉植物のイネやサトウキビなどの根に寄生する。寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育し全長は15-50cm程度である。花期は7月から8月で安土桃山時代に渡来したとされるキセル(喫煙の道具)に花容が似ていることと、南蛮(東南アジアなど)から渡来したことが名の由来となっている。 それ以前は「思い草」と呼ばれていた。