バオバブ・グランディディエリー

バオバブ・グランディディエリー(Adansonia grandidieri

まだまだ子供のボタニカルズ。本来は30m以上になるのだが、まだ背が小さくバカにされると親の樹高の話になる。

解説

バオバブはアフリカ1種、マダガスカルに7種、オーストラリアに1種存在するアオイ科アダンソニア属の植物である。樹高は30m以上になり、幹の直径は10m以上にもなる。花は白色で大きい。果実はヘチマのように垂れ下がり堅い。果肉は食用・調味料とされる。セネガルでは「サルのパン」と呼ばれ、ビタミンC、カルシウムが豊富である。種子からは油が採集できる。若葉を野菜として利用する。樹皮は煎じて解熱剤に用いられるほか、細かく裂いて編めば強靭なロープを作ることができる。