クロマツ(Pinus thunbergii)
さすらいの侍。誰に仕えるわけでもなく、自分の剣術に磨きをかけることに命を燃やす。宿敵としてアカマツに狙われている。
解説
クロマツは日本~韓国の海岸に自生するマツ科マツ属の植物である。別名は雄松(オマツ)。アカマツに比べて樹皮が黒いことが名の由来となっている。葉もアカマツよりも固く、枝も太くなる。対潮性が強く、防風林としての利用が高い。ちなみにクロマツを雄松、アカマツを雌松といわれるが、マツには雌雄はなく、外観的な容姿や葉の柔らかさから分けたものである。松の樹液であるマツヤニは、マツの根にテレピン油や樹脂が多く含まれているため、戦時中は松根油を採取しガソリンの代用としたそうだ。