アガベ・テキラーナ(Agave tequilana)
BARを営んでいる。ボタニカルズで一番お酒に強い。
解説
アガベ・テキラーナはメキシコ原産のリュウゼツラン科アガベ属の植物である。7 ~14年物のテキラーナの葉をすべてコアから切り離し、コアから樹液を搾り取る。それを濾過して熱で濃縮したアガベシロップである。アガベ シロップは砂糖の1.5倍の甘みがあり低カロリーでの甘味料である。この種で最も有名なのはテキーラの材料として利用されることである。ピニャ(葉と根を切り落とし球状を呈した茎)と呼ばれる状態に加工し、石を敷き詰めた穴にピニャを積み重ね、下から燻製に近い形で30時間程度蒸し焼きあげる。蒸しあげたアガベを1週間放置し、その後これを石臼ですり潰し汁を絞り出す。その後、絞り汁を発酵させる。蒸留器で2~3度蒸留してアルコール度数を高めて製造される。