タビビトノキ(Ravenala madagascariensis)
どこかで拾った宝の地図を元に旅を続けている。それはもしかしたらひとつなぎの大秘宝なのかも知れない。
解説
タビビトノキは南アフリカに原生するゴクラクチョウカ科タビビトノキ属の植物である。ストレリチアの仲間である。一説によれば茎に雨水を溜めるため非常用飲料として旅人がそれを飲んで渇きを癒したからタビビトノキという名前が付いたとされている。また日照を好む植物なので、扇状に広がる葉が南方向を向くように東西に葉を開らくことで方向が分かることから付けられたと言われているが、原生地を見ると別々の方向を向いて生えているので前述の方が名の由来に信憑性がある。