植物のつくり 基本編

葉-花構造

■葉

葉縁:葉の縁(ふち)

鋸歯:葉縁のギザギザの切れ込み

全縁:鋸歯のない葉縁

主脈:葉の脈の中で中心に走る一番太い脈

側脈:主脈から出る葉脈

葉柄:茎と葉を接続している部位

托葉:葉柄の基部付近に生じる葉状などの小片

行脈:主脈と同じくらいの太さの脈が放射状に葉の先端に向かい走っている葉脈

 

■花

雄蕊:①+②

①葯:雄蕊の先端の花粉が入っている部位

②花糸:葯をつけている柄

雌蕊:①+②+③

①柱頭:雌蕊の先端で花粉が付いて受粉する部分

②子房:胚珠を包んでいる部分

③花柱:柱頭と子房とをつなぐ柱状部分

胚珠:成長し種子になる部分

蕚片:花の最外輪の部分の花葉であり萼片のまとまりを萼と言う

花弁:萼片により葉緑素がなく美しい色ことが多い。花弁のまとまりを花冠と言う

 

シダ-構造

■シダ

羽片:羽状複葉で中軸に付いている小葉の一片

中軸:葉の中心に走る小葉をつける部分

中肋:中軸から生える小羽片の中心を走る中軸

小羽片:中軸から生える羽片の小型版の部位

葉柄:茎と葉を接続している部位

鱗片:細かい毛のような鱗状の構造物

:地に本体を固定し栄養、または水分などを吸い上げる部分

根茎:地下にある茎の一種であり地中を横に這い根のように見える茎

外套葉(貯水葉):本体に対し縦に広がる葉で上部からの水分を受けたり保ったり枯葉を受け止めて養分にするための部分、ビカクシダにおいては貯水葉や栄養葉などと呼び、ドリナリアなどは泥除葉あるいはシールドと呼ばれる

胞子葉:胞子を形成する葉

 

竹 構造

■竹

:イネ科植物で節間が中空で節に隔壁がある茎

中空:稈の内部の空いた部分

:稈を横に分割する隔壁

芽溝:稈にある縦方向に走る溝

:稈から伸びる葉をつける部分

稈鞘:地下茎から成長で伸びる際に稈を保護する部分

地下茎:稈の地上茎に対し、地下で横に伸びていく茎

:地下茎から生え地に本体を固定し栄養、または水分などを吸い上げる部分

葉脈:葉に走る栄養分、水分などを送る脈でタケは葉に対し縦に走る

葉鞘:枝と葉の根元部分についているタケの皮

 

樹木構造

■芽

頂芽:茎の先端につく芽

腋芽:葉の付けねにはえる芽

:植物が光合成や呼吸を行う器官

:葉や花を支える部分で、内部の維管束では根から吸収した水分や栄養分を植物体の各所へ送る

:地下茎から生え地に本体を固定し栄養、または水分などを吸い上げる部分

根端:根の先端

 

■樹木

樹冠:樹木の一番上の枝や葉の茂っている全体部分

樹高: 樹木の根元から樹冠の一番高い部分までの高さ

葉張り:樹木の幹を中心とした樹冠の直径幅のこと(別名:枝張り)

主幹:木の中心の幹で、またすべての枝のなかで一番太い部分

主枝:主幹から直接枝分かれをしている枝

根張り:地中の根の直径幅

:地下茎から生え地に本体を固定し栄養、または水分などを吸い上げる部分